外務省は8月16日、日本と諸外国との相互理解、友好親善関係の増進において顕著な功績のあった個人・団体に贈られる外務大臣表彰の2023年度受賞者を発表、在サンフランシスコ日本国総領事館管轄地域からは以下の3個人、1団体が受賞した。
デール・ミナミ氏(サンフランシスコ)はミナミ・タマキ法律事務所の共同創設者。1972年に弁護士になり、日系人やマイノリティの公民権訴訟を支援。83年には第2次世界大戦中に日系人に対する強制収容を拒み逮捕、有罪判決を受けたフレッド・コレマツ氏を支援する無料弁護団を率い、連邦最高裁による有罪判決を覆した。
ポール・イサオ・オオサキ氏(サンフランシスコ)は90年に北加日本文化コミュニティセンター(JCCCNC)事務局長就任。日本文化の保存と普及に尽力し、97年に「親善プログラム」を開始、2千人以上を日本に派遣し、草の根レベルでの日米交流に貢献している。
リチャード・B・ダッシャー氏(スタンフォード)は94年からスタンフォード大学のアジア・米国技術経営研究センター長を務め、日米の企業・事業の分析・研究に貢献。外国人として初めて日本の国立大学(東北大学)の理事を務めた。
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(スタンフォード)は63年に北米の主要大学が共同で設立、高度な日本語教育に特化した教育機関として日本研究者、日本専門家を多数育成し、21人の卒業生が日本政府から旭日章を受章している。
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