「隠れた庭園」と家族の物語 ヘイワードの柴田日本庭園

ヘイワードにある柴田日本庭園(ロバート・シバタさん提供)


カリフォルニア州立大学イーストベイ校のブリジット・フォード歴史学教授と学生グループは1年前から、ヘイワードにある過去10年間一般公開されていない柴田日本庭園を調査、9月8日にヘイワード公共図書館で「隠れた庭園」と題したイベントを開催、庭園創設者の孫、ナオミ・シバタさんが家族と庭園の物語を人々と共有した。

1918年に柴田善十郎、小百合(こゆり)夫妻はマウントエデンで営む園芸業の拡大を決め、その後大恐慌の中、2エーカーの土地を庭園にした。日系社会と非日系社会との交流の場、文化の架け橋とするためだった。設計と造園の指揮を執ったのは、日本の寺に生まれ、庭園や日本の美意識に造詣が深く、芸術家の心を持った小百合さん。

第二次世界大戦中の日系人強制収容期間はイタリア人花問屋が園芸場と庭園の世話をした。戦後、ナオミさんの父善美さんは、園芸場の従業員たちにナイフを突きつけられて、二度と戻ってくるなと言われたというが、一家は園芸場を取り戻し、47年に善十郎さんが亡くなった後も庭園はあらゆる人々が集い、多くのイベントが催され、ヘイワード市民に愛された。

2013年に開発業者が庭園を含む土地を購入したが、歴史的に重要な建造物や敷地として庭園が維持されるよう、ナオミさんの父と叔父は市と協力して開発業者と取り決めた。柴田日本庭園は一般には公開されていない。

 

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