日本航空(JAL)は2月2日、戦後初となる国際線をサンフランシスコに向けて就航してから70周年を迎え、記念イベントをサンフランシスコ国際空港で開催した。
戦後最初となった国際線の定期便は「東京ーホノルルーサンフランシスコ線」。当時32時間をかけて日本からアメリカ西海岸をつないだ。
イベントでは、同社のロス・レゲット常務執行役員兼路線事業本部長、サンフランシスコ経済労働力開発局のマーク・チャンドラー国際貿易商務部長、大隅洋在サンフランシスコ日本国総領事がスピーチを行った。70周年を記念する歴史的なフライトへの搭乗者231人には記念品が贈呈され、同社ダンスチームによるパフォーマンスも披露された。同日午後12時55分、記念の機は同社サンフランシスコ支店関係者らによる地上からの見送りを背で受けながら、日本へ向けて飛び立った。
1日には同空港の航空博物館で前夜祭が開催され、航空業界、日系社会、サンフランシスコ市から関係者が集まり70周年を祝った。田中誠一総長が率いるサンフランシスコ太鼓道場による太鼓演奏も行われ、祝いの場を盛り上げた。
大隈総領事はあいさつで、災害時などで同社が地域社会へ長年にわたってもたらした支援努力などに言及。2024年が同社にとって観光業を刺激する大きな飛躍の年となることを期待した。
JALサンフランシスコ支店で48年間総務で働き、現在はベイエリアで生け花を教えている鈴木友穂さん(92)も前夜祭に駆けつけた。「日本からいらした支店長さんはみんな素晴らしかった。一緒に働いた皆様のおかげで、3人の子供たちを育てることができた」と国際線就航70周年を喜んだ。
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