「歌うべき歌」歌い続ける ノブコ・ミヤモトのドキュメンタリー 5月11日、サンフランシスコ

映画『NOBUKO MIYAMOTO: A SONG IN MOVEMENT』の一コマ(写真提供=マイク・ムラセ)


アーティストで活動家のノブコ・ミヤモトは2歳の時に日系人強制収容を経験した。子どものころから踊ることが好きで、ダンサーを目指し、『王様と私』(1956年)、『ウエスト・サイド物語』(61年)などのハリウッド映画に出演したが、ある舞台でアジア系女性たちが歌う『チャプスイ』に違和感を覚えた。観客を見渡し、自分たちは白人のための中華料理だ、と。

ショービジネスを離れ、シアトルへ。ベトナム戦争への抗議運動が激化する中、ブラックパンサー党とつながり、ニューヨークに移ると活動家のユリ・コチヤマ、ミュージシャンのクリス・イイジマと出会った。アジア系アメリカ人運動の人生が始まり、アジア系によるアジア系のための歌を作った。

ドキュメンタリー映画『ノブコ・ミヤモト:ア・ソング・イン・ムーブメント』には、ジョン・レノンがミヤモトとイイジマを「美しいシンガーで、語るべき物語を持っている」と話す場面がある。「私たちは強制収容所の子供たち」と歌う『ウィー・アー・ザ・チルドレン』は2人の代表曲となった。

情熱と画期的な文化活動に満ちた人生を送り、地域社会を団結させてきたミヤモトは、今も生き生きと、「私たちには歌うべき歌がある」と歌い続ける。

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